子供の悪い姿勢を直したい!そんな思いを抱いてる親御さんは非常に多いと思います。
実際、私が運営している整体院でもお子様の姿勢を直したいということでご来院される方がいらっしゃいます。
多くの方のお悩みはつい猫背になってしまうということです。
大人で猫背に悩んでいる方はとても多いですが、お子様の猫背もとても多くなっています。
子供のうちから猫背だとどんな悪影響があるのでしょうか。
また猫背を直すために出来る事とは何なのか。
今回はお子様の猫背について紹介していきたいと思います。
子供の猫背について
実際にお子様の座っている姿勢が悪かったり、立っている時に背中がぐにゃっと曲がっていたりしませんか?
お子様の不良姿勢でよくみられるのは、頭部の前方移動・背中の丸まり・お腹の突き出しです。
このような悪い姿勢が続くと、どんな影響を受けるのでしょうか。
頭痛・肩こり・腰痛を招きやすい
頭痛や肩こり、腰痛は大人がなるものだと思いがちですが、お子様でも起こり得ることがあります。
その一番の原因が猫背をはじめとした姿勢の悪さです。
姿勢が悪いことで筋肉に過度なストレスが加わってしまったり、自律神経の乱れによって頭痛や肩こり、腰痛が発症されやすくなります。
身長が伸びにくい
身長を伸ばしていく上で猫背であることはデメリットとなります。
人間の骨格は縦に伸びて大きくなります。そのため猫背で丸まってしまうと成長期にうまく伸びて行かず、本来よりも身長が伸びないということは十分に考えられます。
しっかりと身長を伸ばしていくためにも日頃から姿勢に気をつけていかないといけませんね。
集中力の低下
「勉強で集中力が続かない」「普段から落ち着きがない」というのも猫背と深い関係があります。
猫背で背中が丸まっていると、背骨から脳へ供給する脳脊髄液と呼ばれる体液の流れが滞ってしまいやすくなります。これは単純に脳へ栄養が行きにくいというイメージをして頂きたいのですが、脳脊髄液の滞りによって集中力の低下そして学力の低下に繋がっていきます。
また自律神経にも影響するため、ストレスが溜まりやすいなど悪影響を及ぼしやすいので要注意です。
猫背の直し方
それでは猫背を直すためにどんなことに取り組むべきなのでしょうか。
私から提案したいのは以下の4つのことです。
正しい姿勢を身につける
まずは正しい姿勢とは何なのか。しっかり身体で覚えていくことが大事となります。
よく見られるお子様の悪い姿勢は座っている時に
「骨盤が後傾する」
「背中が丸まる」
「頭が前に傾く」の3つです。
特にソファやクッションなどの柔らかくて沈んでしまうものに座っていると猫背になりやすいので注意が必要です。
正しく座るために
「骨盤を立てる(起こす)」
「背中を伸ばし、顎を少し後ろに引く」
「背骨を伸ばすイメージを常に持っておく」
これらを意識し続けていくと猫背になりにくく、姿勢に対する意識を変わってくるでしょう。
ストレッチ
凝り固まった筋肉を伸ばしておくことも猫背改善にとって大切なことです。
一人ひとり凝り固まる筋肉が異なりますが、特にこれらの筋肉に注目してストレッチを行ってみてください。
大胸筋
小胸筋
広背筋
腸腰筋
ハムストリングス
大胸筋や広背筋は肩が内側に捻れる巻き肩になってしまうお子様に。
小胸筋は背中が丸まってしまうお子様に。
腸腰筋はお腹が前に突き出て反り腰になりやすいお子様に。
ハムストリングスは骨盤が後ろに傾いてしまいがちなお子様に向いております。
猫背矯正器具を使う
なかなかお子様に正しい姿勢を伝えたり、ストレッチも上手くいかない場合は猫背矯正用の器具を使ってみましょう。
背中を伸ばすサポータータイプのものから、椅子に座るときに正しく座れるよう誘導できる器具など様々なものがあります。
治療院で矯正を受ける
それでも猫背がなかなか改善できない場合は専門院で矯正を受けることをおすすめします。
プロに身体を診て頂き、どこが猫背のなる原因だったのか。普段からどんなことに気をつけたら良いのか。アドバイスをもらって日常生活で意識して取り組んでいきましょう。
まとめ
今回はお子様の猫背について取り上げていきました。
なかなかお子様の猫背を直したくても、お子様自身に猫背を直したい!という意思が無いと難しいものです。
例えば、男の子のお子様でしたら「カッコよくなりたい!」とか女の子のお子様なら「綺麗な見た目のために猫背を直す!」という目標を作ってあげるとお子様はやる気が出るかもしれません。
スポーツをやっているお子様なら、「スポーツが上手になるためにも猫背を直した方が良いよ!」促してあげるのも一つの手です。
お子様のやる気を上手く引き出してあげて、猫背を直し健やかに成長できるように頑張ってください。