デスクワークの仕事や長時間座りっぱなしの生活
運動不足やストレスが問題となって猫背になってしまう方がとても増えています。
猫背姿勢が続くと、肩こりや首の痛み、頭痛や背中の張りで悩んでしまったり、見た目も悪くなってしまいます。
治療院で猫背矯正を受けて解消したいとお考えの方もきっと多いでしょう。
ですが、猫背矯正はただ受けていれば改善されるとは決して限りません。
猫背矯正を受けて、猫背を改善していくために大切なポイントがあります。
このポイントを理解して猫背改善に向けて猫背矯正を受けていくと、猫背解消に少しでも早く辿り着けるハズです。
ぜひ最後までお読みください。
- ポイント① 凝り固まった筋肉を伸ばす
- ポイント② 背骨や肋骨、肩甲骨の動きを改善させる
- ポイント③ 正しい姿勢を保持するための筋肉を鍛える
- セルフケアにはストレッチポールがおすすめ
- 猫背を治すのに必要なポイントを押さえて猫背を治そう!
ポイント① 凝り固まった筋肉を伸ばす
まず1つ目は凝り固まっていると猫背になってしまう筋肉を伸ばすことです。
どの筋肉が猫背になってしまいやすいかは個々によって異なりますが、特に猫背になりやすい筋肉を紹介します。
大胸筋
大胸筋は胸部の筋肉ですが、この筋肉は上腕骨に付着します。
長時間デスクワークでPC作業をしていると大胸筋に負荷がかかり緊張してくる場合があります。
大胸筋が固く縮こまると肩関節が内旋されやすく、いわゆる巻き肩になってしまいます。
小胸筋
小胸筋は大胸筋の奥にある深層の筋肉です。
背中が丸まって頭部が下に向く姿勢が多いと、小胸筋が固まってしまいやすいです。
小胸筋は肩甲骨の烏口突起と呼ばれる部位に付着しており、小胸筋が緊張すると肩甲骨や肋骨の動きを悪くさせてしまいます。
近くには神経や血管が通っており、痛みや痺れが発生しやすくなりますので注意が必要です。
広背筋
広背筋は背中にかけて大きい筋肉です。
姿勢保持に働く一方で、凝り固まってしまうと猫背に発展しまう一面もあります。
ポイント② 背骨や肋骨、肩甲骨の動きを改善させる
2つ目のポイントは、動きの悪くなった背骨や肋骨、肩甲骨の動きを改善させることです。
猫背姿勢が続くと、本来の骨格の動きが損なわれていきます。
特に頸椎から胸椎にかけての背骨、肋骨、肩甲骨の動きが悪くなることが多いです。
これらの動きが悪くなると首が前後左右に動かしにくくなったり、肩が上がりにくくなったり、深く呼吸しにくくなります。
猫背矯正ではこれら動きの悪くなった骨格を調整していきますが、ご自身でも首や肩周りを運動で大きく動かしておくことで猫背悪化を予防できます。
ポイント③ 正しい姿勢を保持するための筋肉を鍛える
3つ目のポイントは、正しい姿勢を保持するために必要な筋肉を鍛えることです。
ポイント①では猫背になりやすい筋肉を伸ばすということをご説明しましたが、猫背を改善するためには正しい姿勢を保持させる筋肉が衰えてしまっては解決できません。
鍛えるべき筋肉は個々によって異なるのですが、特に鍛えておくと良い筋肉を紹介します。
僧帽筋(中部繊維・下部繊維)
僧帽筋は首から背中にかけて走行する筋肉で、上部繊維・中部繊維・下部繊維の3つに分かれます。
この中で上部繊維がいわゆる肩こりの代表格と呼ばれています。
中部繊維や下部繊維が衰えてしまうと背部が丸まってしまい猫背姿勢になりやすいので、鍛えてあげましょう。
- 座った状態で両手を90°水平に挙げる
- そのまま、手を後ろに動かして肩甲骨を内側に引き寄せる
- 10〜15回を目安に行う
- 姿勢良く座った状態で両手で真上に挙げる
- 両手を頭よりも後ろに動かして、胸を前に突き出す
- 10〜15回を目安に行う
胸棘筋
胸棘筋は背中の深層にある筋肉で、胸部を伸ばす働きがあります。
インナーマッスルに部類されるため、比較的衰えやすい筋肉です。
この筋肉を鍛えていくのには、胸を前に突き出し姿勢をまっすぐにキープさせることで鍛えられます。
セルフケアにはストレッチポールがおすすめ
猫背を治していく上で猫背矯正を治療院で受けたり、ご自身で衰えた筋肉を鍛えていくことが必要になります。
また、日頃のケアを行うにはストレッチポールを使用するのもおすすめです。
ストレッチポールに5分間乗っているだけで固まっている筋肉が伸ばされたり、骨盤や背骨、肋骨の位置が修正されて猫背改善を手助けしてくれます。
過去の記事にも詳細を記載してますので、ぜひご覧ください。
猫背を治すのに必要なポイントを押さえて猫背を治そう!
いかがでしたでしょうか?
猫背を治すために押さえておくべきポイントを3つ紹介しました。
最後に簡単にまとめておきます。
- 凝り固まった筋肉をしっかり伸ばす
- 猫背姿勢で動かしにくくなった背骨・肋骨・肩甲骨の動きを改善
- 正しい姿勢を保持させる筋肉を鍛える
このポイントを理解して、猫背改善を目指してください!
最後までお読み頂きありがとうございました。