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【ちょっと待って!その処置、実はNGかも!?】肉離れを早く治す応急処置の仕方

皆さんは肉離れの経験をしたことがありますか?

肉離れイメージ

運動時や日常生活で瞬間的に走り出した時などに、受傷しやすい肉離れ。

その肉離れを早く治すために適切な応急処置が必要です。

 

しかし、応急処置の仕方が分からずに誤った応急処置を行ってしまった・・・。ということも少なくありません。

 

10年以上整骨院に勤務していた経験のある筆者が、肉離れを早く治す応急処置の仕方を解説していきます。

 

 

 

<足首の捻挫編>

 

肉離れとは

まず肉離れについて簡単に解説していきます。

肉離れは急な動きによって筋肉が強い収縮をした結果、筋膜または筋繊維が損傷することを言います。

 

肉離れは程度によって軽度〜重度に分類されます。

 

肉離れの程度
  • 軽度:筋膜・筋繊維が微小に傷ついた状態
  • 中度:筋膜・筋繊維が不完全断裂した状態
  • 重度:筋膜・筋繊維が完全に断裂した状態

 

症状は疼痛内出血、中度〜重度では損傷した部位で陥凹が認められる場合があります。

 

肉離れが多い部位

肉離れは筋肉であればどんな部位でも起こります。

中でも多いのは足まわりです。

太ももの裏(ハムストリングス)

太もも前(大腿四頭筋)

内もも(内転筋)

ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)

が特に頻度多いです。

 

上半身だと、腹筋や二の腕の筋肉(上腕二頭筋)などが多く発生します。

 

肉離れの応急処置

肉離れに限ったことではありませんが、怪我をした場合は迅速な応急処置が早期回復につながります。

その基本がRICE処置です。

RICE処置イメージ 

Rest (安静)

肉離れしてしまったら、安静に努めることが第一となります。

怪我した直後は炎症反応と言って、患部が赤く腫れて痛むがズキズキする反応が強く現れます。

風邪引いたときに高熱が出るのと同じような反応だとイメージしてください。

 

風邪と同様でまずは患部を動かさずに安静にします。

下手に動いてしまうと腫れが悪化して痛みがさらに強くなる恐れがあります。

 

Icing (アイシング)

アイシングは患部を冷やすことです。

氷嚢(氷バッグ)を作り、患部にあてることで出血を抑えたり腫れを抑えるなど炎症反応を落ち着かせます。

 

<ご家庭で簡単にできるアイシングの方法>

⑴ビニール袋を用意して、氷と少量の水をビニール袋に入れます

⑵さらに塩を入れる急激に冷えます

⑶患部に10〜15分間あてて冷やす

※長い時間冷やしていると凍傷の恐れがあります。薄い手ぬぐいなどで氷嚢を覆っておくといいでしょう。

 

Compression (圧迫)

包帯やテーピングで患部を覆い、患部を圧迫することで腫れや出血を抑えます。

強く包帯やテーピングで固定しすぎると逆にうっ血してしまうことがあります。

 

ご自身の感覚を基に適度に巻くようにしてください。

 

Elevation (挙上)

足の肉離れの場合、重力の関係上患部の腫れが末端の方に拡がってしまうことがあります。

足先がむくみのと同じ原理です。

 

患部を少しでも高い位置に置いておくことで、腫れが拡がらないよう抑えることができます。

クッションなどを台にして患部を高い位置に置くようにしましょう。

 

これはNG!誤った応急処置の仕方

よくある誤った応急処置の仕方について解説していきます。

 

湿布ではアイシングにならない!

湿布イメージ

湿布は痛みを和らげる効果がありますが、アイシング効果はありません

よく冷湿布で冷やす方がいらっしゃいますが、冷湿布ではアイシング効果は得られません。

冷湿布は表面的な冷たさがありますが、本来アイシングの目的である血管を収縮させて出血を抑えたり腫れを抑えたりすることまではできません。

 

湿布は鎮痛作用があるので痛みを和らげる効果があります。

 

湿布はアイシングが終わり、包帯やテーピングを巻く時に張るようにして痛みを鎮める目的で使用しましょう。

 

患部を温めると痛みが悪化する恐れがある!

入浴イメージ

入浴は血流を良くする効果がありますが、怪我直後は痛みが悪化する恐れがありますので注意が必要です

怪我した時に冷やせばいいのか、温めたらいいのかで迷いませんか?

原則、怪我の直後は患部を温めるのはNGと言われてます。

まずは上記のRICE処置でで炎症反応をいち早く落ち着かせることが最優先になります。

 

2〜3日で炎症反応が落ち着き、痛みが軽減されてきてから患部を温めるのがベターです。

それまではお風呂はシャワー程度に済ませ、長めに湯船に浸からないようにしましょう。

 

ちなみにこの温める行為について、例えば筋肉痛程度の痛みであれば冷やすよりも温めた方が早く軽減されます。

ややこしいかと思いますが、基本的に怪我と呼ばれる状態の時は冷やすと認識していただいて間違いはありませんのでご参考ください。

 

アルコール摂取もNG!

アルコール禁止イメージ

怪我直後のアルコールは症状を悪化する恐れがありますので控えるようにしましょう

「肉離れした後にお酒って飲んでいいの?」

と質問をいただくことがありますが、原則的に控えましょう。

 

アルコールを摂取すると痛みが悪化する恐れや回復が遅れる場合があります。

またアルコール摂取後は一時的に痛みの感覚が鈍くなってしまい、その時に動きすぎると腫れや痛みが悪化するということもあります。

 

肉離れや捻挫した直後にお付き合いでお酒を飲んだ翌日に怪我した部位がパンパンになっていて痛みも強くなったという失敗をしてしまった方もいらっしゃいますので、注意しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

肉離れを早く治す応急処置について解説していきました。

実際に肉離れを経験したことがある方はその時の処置は正しいものだったかご確認できたかと思いますし、現在肉離れをしてしまい応急処置が分からないという方にはご参考いただけたかと思います。

 

適切に応急処置を行い、お近くの整形外科または整骨院に受診をして専門的な治療を受けることでさらに回復が高まりますので迅速な応急処置と早めの受診を心かけてください。